茨城県立緑岡高等学校
令和7年度の「学校説明会」が二日間にわたって実施され、二日間の合計で、県内77の中学校から870名の中学生の参加がありました。生徒会本部役員の事前の入念な打合せの結果、極めて効率よく、安全で充実した説明会になったのではないかと思います。当日のプログラムは、①学校概要説明、②校内見学、③体験活動(模擬授業、生徒発表、部活動体験からの選択)でしたが、限られた時間の中で、本校の魅力や特徴を伝えられたのではないかと思っています。運営は、例年どおり生徒会役員と公募に寄り集まった60名の委員を中心に行いました。全体は体験と対話による交流に主眼を置いて実施されましたが、中学生の積極的な姿を頼もしく思いました。
東京都の立川高校が主催の「オンライン化学実験会」に、自身の研究分野に関連のある生徒が参加しました。このような多様な学びの形態に積極的に参加することで、各自の研究に新たな気付きと進化をもたらしてほしいと思いました。
SSHの取組の中の国際関連事業の柱の一つである、「Intensive English Training」が行われました。対象は本校理数科の2年生及び希望参加の英語部の生徒です。講師として県内で活躍中のALTの方9名が協力してくれました。目的はこの取組を通して、英語に親しみ科学英語への意欲を高めるとともに、未知のことにも積極的に挑戦しようとする力を育んで、さらに高い目標に向かって努力しようとする意欲を高めることです。本校ALTアムリット先生の入念な準備により、「英語での実験レポートの書き方」「校内の生物多様性についての観察」「科学的な研究論文の読み込み」「仮説・研究方法・結果・考察の理解」「プレゼンテーションとまとめ」といった内容を、確実にクリアしていきました。10月の海外研修に向けて、大きな気付きを得た2日間になりました。
ご協力いただいた、ALTの皆さんに、感謝いたします。
本校「SSH事業」の柱である、「SE課題研究発表会」が、水戸市民会館で実施されました。3年生にとっては、ここまでの研究の集大成の場でした。午前中は各班(計11班※内個人研究1)によるプレゼン形式の発表・質疑応答及び講評。午後は、各班ごとのワークショップ形式でのポスター発表を行いました。
研究には、理科・数学・情報の各分野の内容があり、主題は次の通りです。①~⑩の研究は班単位(1班4名)での研究、⑪は個人研究でした。
①情報:画像認識を用いて栄養状態を判定するアプリの開発
②物理:溶媒の濃度の違いによる水溶液中の屈折率の変化
③物理:対流を利用した発電方法の研究
④化学:ルミノールの合成と化学発光
⑤化学:ネギの葉身に含まれる抗菌成分に関する研究
⑥化学:デンプンの加水分解における最適な固体酸触媒の研究
⑦生物:麹の酵素の働きによる乳酸発酵促進の検証
⑧生物:発光バクテリアの可能性
⑨生物:右か左か プラナリアの交替性転向反応
⑩数学:可視化による無限級数の考察
⑪情報:校内アプリ「Campus Link Pro」の開発【個人研究】
前半の発表は、ここまで試行錯誤を繰り返しながら導き出した研究結果を、簡潔明瞭に示すことができたと思います。プレゼンは、内容や構成もしっかりとしており、臨む姿勢もよく、とても聞きやすいものでした。質疑応答にも適切に対応できたのは、研究内容が細部にわたって頭に入っていたからだと思います。質問は1,2年生からも数多く寄せられ、主体的に参加している態度を頼もしく思いました。
講評をいただいた、茨城大学教授、田内広先生からは、冒頭に「内容が消化されていて分かり易くなった」との感想をいただき、「その分要求のレベルも上がる」という言葉は大変励みになりました。科学を進めるのに大切なことは、「好奇心を大切にすること」と「自由な発想」であるとのお話しは、今後生徒諸君がそれぞれの道で学びを続けていく際にも、大切にしてほしい心得であると思いました。
この日の壮行会は、バレーボール部の関東高校ビーチバレーボール大会出場と、メディア文芸部の全国高校生短歌大会出場の壮行のため実施されました。7月3日に続く、夏休み前2度目の壮行会です。
表彰式は、「陸上競技部」「水泳部」「バレーボール部」「棋道部」「理数部」「吹奏楽部」から、延べ12名と団体として9件の表彰が行われました。
続いて行われた後期生徒会役員任命式では、西口音々(会長)、横須賀柊介(副会長)、鵜飼悠生(副会長)、福島椛綸(会計)、大橋隼(会計)の各役員が選挙の結果任命されました。後期も多くの学校行事が計画されていますので、生徒会役員を中心に各行事を全校生徒で盛り上げてほしいと思います。
夏休み前の集会では、今年折に触れて話している、「主体性」ということについて、「緑高生の持っている真面目さ、素直さ、優しさが『主体性を持つ』ことで、さらに輝く」という話を改めてしました。主体性をもって行動するためにも、「気持ち(考えと決意)を外(言葉)に出してほしい」ということや、「冷静さや慎重さは大切だが、それは『挑戦』を前提としたものであってほしい」といったこともお伝えしました。また、「緑高祭」や「野球応援」といった学校行事の際に何度も耳にした、「ありがとうございます」という言葉を例に挙げて、引き続きこの言葉を掛けてもらえるように、努力を惜しまないでほしいといったこともお話ししました。
最後に夏休みを控え「お金の価値と危険性」について、「お金は(正しく世の中で回すために)消費という意識ではなく、生かすという視点で使ってほしい」ということをお願いしました。
皆さん一人一人が、心身共に健康で、充実した夏休みを過ごしてくれることを願います。
4回戦の野球応援が、水戸市民球場にて行われました。対戦相手は、東洋大学牛久高校。強豪校相手に、互角以上の戦いをしてくれたと思います。印象的だったのは自分たちの野球を最後まで貫いたこと。これまでの試合以上に攻め・繋ぎ・揺さぶり・守り、チーム一丸となって勝利を目指しました。応援席の一体感も素晴らしく、母校の勝利のために応援団・チアリーダー・吹奏楽部・JRC部・一般生徒が一つとなってともに戦い続けていました。最終結果は、28年ぶりの16強。緑岡高校の歴史に残る誇らしい成果です。校歌を3度にわたって全参加者とともに歌えたことが、何より嬉しいことでした。
当日は、休日ということもあって、客席には本校の関係者の方々、本校を応援してくれる方々も大勢駆けつけてくださり、選手、応援団、保護者とともに、最後まで熱い声援をいただきました。改めて御礼申し上げます。
緊迫した素晴らしい試合をともに戦った東洋大学牛久高校さんに感謝するとともに、今後の活躍をお祈りします。
3回戦の野球応援が、笠間市民球場にて行われました。対戦相手は、下妻第二高校。笠間市民球場は熱中症のリスクも高いことから、応援団、チアリーダー、吹奏楽部、JRC部のみの応援参加で、他の生徒は学校で通常授業を行いました。
試合は幸先良く先制点を奪い、終始優位に進めることができました。ただその間も集中力を切らさず野球部、応援席が一体となって試合を盛り上げていたのが、印象的でした。結果的に試合に勝利することができたのは、本校野球部の「一球入魂」「凡事徹底」の精神に貫かれた日頃の努力と、それを全力でサポートした周囲の仲間のお蔭です。再び参加者全体で校歌を歌うことができ、さらにチームとしての学校としての結束が固まったように感じました。
好ゲームをともに戦った下妻第二高校さんに感謝します。
本年度の野球応援が、ひたちなか市民球場にて行われました。対戦相手は、日本ウェルネス高校。緊迫した試合展開でしたが、最後まで集中力を切らさずに粘り強く戦った選手諸君と、グランドの選手と一体になって応援を続けた全校生徒を誇りに思います。最終的に勝利を摑み、全校で校歌を歌うことができたのも、諦めない気持ちを全員が共有できていたからです。感動的な試合をともに作ってくれた、日本ウェルネス高校の選手の皆さんにも、感謝したいと思います。
家庭基礎の授業で「おいしい味は健康的?」というテーマのもと、糖分・塩分濃度測定実験を行いました。糖分については、日頃なじみのペットボトル飲料3種類の糖分を、手持屈折糖度計を用いて測定し、一日の摂取量との比較することで健康的な糖分摂取について理解を深めました。また、塩分については味噌汁を作って食することで、味の好みと塩分摂取量を体験を通して考えました。各自の味の好みを通して食習慣について考えたり、塩分摂取を夏バテ防止と高血圧という複数の視点から考えられたのもよかったと思います。ワークシートを通して考えを深めながら振り返りもできて、有意義な時間となりました。
この夏に、県を代表して全国大会に出場する選手の壮行会が行われました。全国大会に派遣されるのは「陸上競技部」「水泳部」「映画研究部」「棋道部」です。本年度も運動部文化部ともに活発に活動してくれていることを嬉しく思います。また全国・関東には繋がらなかったものの、その他の部活動での活躍の様子は、数多く耳に入ってきています。全国大会に出場する皆さんは、全校の応援を力に変えて、晴れの舞台を十分楽しんできてください。
この壮行会に続き、全国高校野球選手権大会茨城大会に出場する野球部の壮行会と応援練習が行われました。野球部のこれまでの活躍と内外での立派な振る舞いは、いつも嬉しく見聞きしていました。こちらも全校の応援を大きな力にして、緑高の精神を野球を通して示してほしいと思います。応援する生徒諸君は、全校で校歌を歌える貴重な機会ですので、緑高生としての誇りと一体感を感じつつ、球場を大いに盛り上げてください。
4週間の実習を行っている1名の教育実習生の研究授業及び、授業参観した先生方が参加しての研究協議会(第3回目)が行われました。実習生の該当教科は保健体育でした。研究授業は、事前に発問事項全てを明記しそれに対する応対を考えている、入念な準備が印象的でした。予期せぬ回答にも落ち着いて適切に応対できていたと思います。
放課後の研究協議では、実習生の感想の後、各先生方から率直な感想と助言をいただきました。課題の指摘に対して熱心にメモを取る姿に、実習生の今後の更なる成長を予感し、大変頼もしく感じました。
本年度第1回目の「学校評議員会」が開催され、4人の評議員の皆さんが参加され(お一人はオンライン)ました。冒頭の1時間は授業参観を行い、本館で行われている授業を一通り見ていただきました。授業のスタイルが大きく変わっていることに、改めて驚かれたようです。このように生徒の学びの実際が時代とともに変化してきていることを折に触れて外部に発信することは、より建設的なご意見をいただく点からも大切であると思いました。その後校長より本年度の学校の経営方針等の説明があり、続いて各担当から事業及び成果についての説明がありました。その後は質疑応答・意見交換の時間になりましたが、心の悩みを抱えた生徒に対するフォローに関する質問や、職員の働き方改革に関する具体的改善策についての質問などがありました。寄せられたご要望・ご意見等については、今後の学校運営のための参考にさせていただきます。
本年度の「防災避難訓練」は、雨天のため体育館への避難となりました。ただ、実際の火災や地震の際の避難場所は、ものが「落ちてこない」「倒れてこない」「異動してこない」場所ということなので、原則としてグランドになります。昨日の午後も大きな地震がありましたが、地震等の自然災害や火災はいつどこで発生するか分かりません。それだけに「自分の身は自分で守る」という当たり前の「当事者意識」を持つことが何より大切です。そしてそのためには、全国どこにいても同じような行動がとれるように、日頃から「想像力」を磨いておくことも大切です。
「第46回緑高祭」が2日間にわたって開催され、多くの来場者で賑わいました。今年の全体テーマは「繋」。多くの人との繋がり、そして新たな人との繋がりを実感できた2日間だったと思います。実行委員長をはじめとした実行委員の皆さん、準備のサポートに当たった先生方、大変お世話になりました。各クラスの創意工夫に溢れた発表、各有志団体の発表は勿論、各文化部の発表や研究成果の発表・展示も充実しており、本校生の持っている力を存分に発揮した「緑高祭」になったと思います。
また、外部の方に本校を知っていただく貴重な機会ともなりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
本年度の「薬物乱用防止講話」と「交通安全講話」が、水戸警察署から講師を招いて実施されました。「交通安全講話」の講師は、交通第一課の春日伸也氏、「薬物乱用防止講話」の講師は、生活安全課の岩渕二郎氏と石津恵氏。それぞれ映像を交えての50分間の講話でした。「自分の身は自分で守る」。このことは両講話に共通して皆さんに考えてほしいことです。その上で、交通安全の面では、自転車や交通マナーの観点から、交通社会の一員として「他の人に迷惑をかけない」という視点を大切にしてください。薬物乱用防止の面では、正しい判断をするための正しい知識を持っていることと、判断に迷う場面に遭遇した場合には、きっぱりと断る「強い心」を発揮するという視点を大切にしてください。
20日、21日の緑高祭に向けて、本館吹き抜けの窓ガラスに、全クラスによる「ステンドグラス作品」の展示が完了しました。この「ステンドグラス」は緑高祭の恒例企画となっており、時間をかけて制作された各クラスの個性輝く作品群は、このまま緑高祭当日まで展示されます。階によって見え方も違います。来場の際は、間近でゆっくりと鑑賞していただきたいと思います。
3週間の実習を行っている3名の教育実習生の研究授業に対して、授業参観した先生方が参加しての研究協議会(第2回目)が行われました。前回同様の進行により、実習生の感想と相互評価の後、各先生方から率直な感想と助言をいただきました。教育実習は、自分の課題を発見する機会でもあると思います。事後の振り返りでも、むしろ上手くいかなかった点を多く述べている3人の姿に、今後の更なる成長を確信しました。
18日は、3週間の実習を行っている3名の研究授業(国語、地歴公民、数学)が行われました。私たちの授業は、事前の準備が全て。3人ともに教科は違いますが、入念な準備によって生徒の実態を踏まえた、目的の明瞭な授業を落ち着いて実践できたようです。
1年生の「探究Ⅰ」において、茨城の魅力研究・発表が各教室で行われました。本校は県内各市町村の75の中学校から生徒が通学しています。この多様な生活環境そのものを教材にして生徒の多様性を育み視野を広げようと、1学年の「探究Ⅰ」は、「地域探究」に特化して調査・研究を行っています。今回は、各生徒が自分の住む市町村の魅力や課題を調査・報告するプレゼンを班単位で行った後に代表による全体プレゼンを行い、県内各市町村への理解を深めました。最後に、「①目的に対して分析・考察する技能」、「②発表の際の論理性と分かりやすさ」の2項目で相互評価できたのもよかったと思います。将来県内外、国内外の様々な場所で活躍するにも、先ずは地元を愛する気持ちは大切です。その意味からも貴重な機会となりました。
3名の教育実習生の研究授業に対して、授業参観した先生方が参加しての研究協議会が行われました。実習生の感想と相互評価の後、各先生方から教科や年齢を越えた率直な感想と助言をいただきました。皆前向きで真面目な学生さんばかりで、真摯にメモを取る姿が印象的でした。授業を受けた生徒の反応も皆よかったようです。
本校では本年度、7名の教育実習生を受け入れました。いずれも本校の卒業生です。内訳は、国語1名、地歴公民1名、数学3名、理科1名、保健体育1名です。このうち12日と13日は、2週間の実習を行っている3名の研究授業(数学、理科)が行われました。いずれも入念な準備の下、落ち着いた授業が展開できました。各自の熱意と実直さも伝わってきました。3人とも教員になったならば、相手の立場に立った指導のできる人間味溢れる教師になるであろうと思われました。
3年生の進路講演会が行われました。講師は河合塾水戸校の大呉和義氏。内容は「2025年度入試情報」と「進路実現に向けてすべきこと」。
6月上旬は、多くの生徒が部活動等の引退を控えた時期ですが、このような時に正確な入試情報を得つつ、進路に向けたしっかりした心構えを持っておくことは大切です。今回の講演会は、細かい入試システムの説明に始まり、基礎学力の大切さ、自己分析のための模試の活用法、再現力のための模試の解き直し、大学選びの注意点等に触れた有意義な時間となりました。
3年生に限らず、引き続き生徒諸君には高校時代の一日一日を大事にしてもらいたいと、改めて思いました。
2年生の課題研究は、4月に自身の研究テーマを決めて以降、既に何回か回を重ねました。3年生との共同研究あり新たなテーマによる研究ありと、その内容は多彩ですが、一年間の見通しを立て班内で役割の分担などを決めたりしながら、効率的に研究を進めています。
3年生は、7月24日の「課題研究発表会」がこれまでの研究の成果を発表する集大成の場ですが、残り時間も少なくなってきました。現在は各班とも、2月の中間発表会や内外の発表の機会を通して明らかになった課題を整理し、着実にまとめの作業に入ってきているところです。
2,3年生ともに、一回一回の時間を最大限に有効に使って、学びを深めつつ、発表のスキルを高めてください。
家庭科の調理実習が、1年生の「家庭基礎」で行われています。日本人の主食である米を、最もシンプルに味わうことのできるおにぎり作りを通して、食材としての「米」の魅力に迫ります。ただ作って食べるだけではなく、具材の塩分濃度についても思考を深めたりしながら、味と栄養について認識を新たにしていました。米の価格高騰のニュースが連日報道されていますが、改めて主食の「米」の美味しさを感じつつ、意義深い学びの時間になったのではないでしょうか。
「表彰式」では、陸上競技部(11種目8名)の茨城県高等学校陸上競技大会結果及び、バレーボール部の関東高等学校バレーボール大会茨城県予選会の結果に対する表彰が行われました。選手の皆さんおめでとうございました。成績は以下のとおりです。
【令和7年度茨城県高等学校陸上競技大会】
400mH第1位、400m第2位 萩原 実咲/400m第1位、200m第6位 宮本 卓都/5000m競歩第1位 坂本 一真/1500m第3位 穐澤 優斗/
800m第5位 穐澤 優斗/5000m競歩第3位 青山 寛奈/5000m競歩第6位 嶋田 基宏/4×400mR第8位 永井・宮本・平井・穐澤/
男子総合第8位33点 緑岡高等学校
【令和7年度第79回関東高等学校バレーボール大会茨城県予選会】
第3位 緑岡高等学校
引き続き行われた壮行会では、表彰を受けた2部の関東大会出場に対して、青木教頭先生と生徒会役員からお祝いと壮行の言葉が贈られ、これに対し代表選手によるお礼と決意の言葉がありました。出場選手等は以下のとおりです。持てる力を存分に発揮してくれることを期待しています。
【陸上競技部 令和7年度関東高等学校陸上競技大会出場】(於:栃木県宇都宮市 カンセキスタジアムとちぎ)
200m・400m 宮本 卓都/5000m競歩 坂本 一真/800m・1500m 穐澤 優斗/400m・400mH 萩原 実咲/5000m競歩 青山 寛奈
【バレーボール部 令和7年度関東高等学校バレーボール大会出場】(於:茨城県ひたちなか市 ひたちなか総合運動公園体育館)
5月22日の放課後、「茨城大学教育学部地域教員枠説明会」が実施されました。昨年度導入されたこの地域枠の説明会には、今年は20名程の生徒が参加しました。説明は、茨城大学の新井英靖先生に行っていただきました。「人が喜ぶ場面に頻繁に立ち会える」など、職業としての教員の魅力から、給与や休暇といった待遇の面に至るまで、細かく教員の魅力を伝えていただきました。事後の質疑応答も活発に行われました。
茨城県立医療大学入試説明会に参加した、本校の町教諭より、希望者を対象とした説明会内容の伝達が行われました。「看護」「作業療法」「理学療法」「放射線」の各学科の概要と令和8年度の入試内容を中心に、ポイントを押さえて簡潔に説明してもらいました。3年生の皆さんが関係する受験の概要は、他のほとんどの大学でも明らかになっていると思いますので、必要な情報は早めに入手しておくといいでしょう。大学を絞り込んでいる途中の人も、必要な情報は進路指導の担当者や担任をとおして、随時入手してください。
5月17日の授業公開時に行われた、「クロスカリキュラム授業」に対する教員の反省会が行われました。各授業担当者と参加者によって有意義な協議が行われ、成果と課題を共有する機会となりました。
今回実施されたクロスカリキュラムによる授業実践は、「数学Ⅱ×論理・表現Ⅱ」と「化学基礎×公共」の2本。テーマは「アンモニアの合成とフリッツ・ハーバーの生涯~天才科学者の苦悩~」と「英語で学ぶ微分積分の活用例~国際的な入試にも目を向けてみよう~」でした。生徒が今後活躍してゆく社会は、理数の壁を越え様々な知識を総合する能力や、正解のない(正解が一つではない)問いに向き合って自分の考えを述べる能力などが求められるようになります。今回の授業実践が生徒諸君にとって、その様な力の必要性に気付くきっかけとなれば幸いです。
5月には、多くの運動部で総体の地区予選・県予選が行われますので、各部とも一層練習に熱が入ります。新1年生を加え部員数も最も多くなる時期ですので、部をまとめる3年生は大変ですが、この経験を通して身に付く、配慮の気持ちであったり、言葉かけの仕方であったり、集団のまとめ方であったりといった能力は、生徒の皆さんが将来社会生活を送る上でも、必ず大きな助けとなると思います。何と言っても、視野も広がりますので、体力が付くこと、かけがえのない仲間を得られることとともに、部活動に打ち込む良さだと思っています。本年度はここまでの部活動の加入者は、掛け持ち入部を含め、延べ847名で、昨年を更に上回る加入状況です。様々な活躍の場を得て、一人一人が更に磨かれてゆくことでしょう。ただし時間の使い方、タイムマネジメントまで含めてしっかりと自己管理を行ってほしいと思いました。
公開授業に引き続き、総会と学級・懇談が実施されました。本年度は、「教育環境の改善」のための案件が加わったことで、令和元年以来の対面での総会実施となりましたが、430名の方が参加してくれました。具体的には、本校特別棟の未整備の教室に、PTA,後援会、同窓会のご協力によりエアコンを設置しようというものです。皆様のご理解とご協力のお蔭で、無事、設置に向けて動くことの承認を得ることが出来ました。皆様に厚く御礼申し上げます。
その後の懇談会も多くのご参加を得て、貴重な情報交換の時間となったようです。
本年度第1回目の公開授業が行われ、多くの保護者の方々に参観していただきました。本年度は生徒の「主体性の喚起」に重点を置いた授業実践を目指していますが、各クラスとも、様々な工夫を凝らした授業が展開されていました。昨年度も実施したクロスカリキュラムによる授業実践は、「数学Ⅱ×論理・表現Ⅱ」と「化学基礎×公共」の2本を実施しました。テーマはそれぞれ、「アンモニアの合成とフリッツ・ハーバーの生涯~天才科学者の苦悩~」と「英語で学ぶ微分積分の活用例~国際的な入試にも目を向けてみよう~」でした。「数学Ⅱ×論理・表現Ⅱ」では、「微分積分」の歴史と生活の中の活用例を英語で学ぶことで、「微分積分」を広い視点から身近に感じることが出来ました。アメリカの共通テストに当たる、「SAT」を実際に解くことで、視野も広がったと思います。「化学基礎×公共」では、生活の中のアンモニアの利用法から、偉大な科学者の栄光と苦悩に視点を移し、科学技術と倫理観の問題に発展させました。現在本校の探究活動の中でも学ぶ「研究倫理」を考える上でも貴重な経験ができました。「ハーバーは幸せだったのだろうか」という、「答えは出ない問い」にも深く切り込めました。今後とも、このような学びを積極的に展開していきたいと思います。
令和7年度生徒総会が実施されました。総会は事前の入念な準備のお蔭で、本年度の各部の予算や行事について事前の計画通り了承されたようです。また今回は、テーマを事前に募集しての「生徒討論会」という初めての試みも行われ、「学校の暑さ対策」について意見が交わされました。生徒会役員の皆さん、大変お疲れ様でした。今回の成果と課題をよく検証し、さらに本校生徒会活動を充実させてください。
軽音楽部による昼休みコンサートが、本館吹き抜けのホールで行われました。各バンドの持ち時間が決まっているため、その中で自己表現をするのは大変だったと思いますが、迫力あるステージを披露してくれました。自分たちで作詞作曲を手がけるなどした作品もあったようで、このような創作活動への意欲は大切にしてもらいたいと思います。「緑高祭」ではさらに充実したステージを見せてくれることでしょう。
毎年8月に神戸市で行われる、「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に出場するチーム(選手)を決めるための、校内選考会が行われました。選考に臨んだのは3年生の研究班3チーム(含個人研究)で、タイトルはそれぞれ、「対流を利用した発電方法の研究」、「右か左か~交替性転向反応からみるプラナリアの記憶~」、「校内連絡アプリ『Campus Link Pro』の開発」。各研究ごとに8分の発表を行い、その後質疑応答。審査には理数部の先生方とともに、今年研究に協力してくれる、大学院生のチューターさん5人にも加わっていただきました。校内の選考会は初めての試みでしたが、研究の課題等に関して細かい助言が得られることと、生徒同士がお互いの研究内容への理解を深められるなどの利点があり、意義ある取組だと感じました。出場者は全国の舞台で大いに成果をアピールするため、課題を少しでも改善していってほしいと思います。
1年生対象の「学科選択説明会」が実施されました。本校は1年生では全員が「普通・理数科」として、同一のカリキュラムによる授業を受けます。そして2年生に進級するときに、各自の希望に応じて「普通科文系」「普通科理系」「理数科」に分かれます。決定は1年次の秋以降ですが、次年度をイメージして、考えを深めながら学びを進めていくことは、学習の系統性の観点からも大切です。
この日は先ず、深谷教務主任より、選択の際のポイントや注意点、授業時数の内訳、探究活動の中身の違い、文理ごとの進路の違いなどの説明が行われました。後半は神生理数部主任より、本校の特徴的取組であるSSH事業を中心に、その魅力や特徴を伝えてもらいました。
メモを取りながら聞く1年生の表情が印象的でした。
「管理委員会」は、「生徒会選挙、HR役員選挙の執行」「生徒会会則等の規約の研究」を主な役目とする、生徒会の委員会です。各クラスから選出された委員によって構成されますが、今回は、選挙の正確でスムーズな運営方法について協議を行ったようです。前回選挙の反省に基づくと思われますが、選挙の厳正な執行ということを再確認するいい機会になりました。生徒のこのような自発的な自治活動を頼もしく思います。
GW中の5月3日に行われた、「水戸まちなかフェスティバル2025」に、本校の美術部と生物部が参加しました。研究結果の披露や、制作物の販売などを通して、多くの来場者の方と交流することができました。参加した生徒にとっては外部の方と接するいい機会でしたが、高校生の存在感と社会への影響の大きさを再確認できたのではないでしょうか。今後も若者の持つ力を、社会参加やボランティア等を通して、積極的に外部に示してほしいと思いました。シティズンシップ教育というと難しく聞こえますが、このように出来ること、身近なところから始めればいいと思います。
本年度の体力テストと身体測定が実施されました。昨年度の本校の体力テスト結果は平均値で県内一でした。心身の健康は、幸せな社会生活を長く送っていく上で欠かせません。学問を通して心を、運動を通して体を鍛え、本校の伝統精神である「文武不岐」を実践していってほしいと思います。
吹奏楽部第17回定期演奏会が、ひたちなか文化会館の大ホールで行われました。
主催者挨拶の中でも申し上げたのですが、人としての「総合力」を高めておくことは、生徒達が長い人生を渡っていく上ではとても重要なことと思います。そのために日々の学習に加え、文化・芸術を通じて感性を磨く、そして仲間と一つのものを造り上げる経験ができることは、とても有意義なことと思います。「緑吹」の「第17回定期演奏会」は、そのためのかけがえのない機会となりました。それに加え、多くの来場者の皆様に自分たちの成果を聴いていただけたことは、部員達にとって、大変しあわせなことであると思いました。
全3部構成の2時間のステージは、楽しく感動に満ちたものとなりました。
1年生対象の、メディア教育講演会が実施されました。講師は、茨城県メディア教育指導員の矢萩克城氏。演題は、「ネットコミュニケーションの落とし穴-あなたの命と未来を守るために-」でした。現在、社会で起こっているトラブルの多くに、SNSが絡んでいます。今回は高校に入学したばかりの1年生が対象でしたが、相手への配慮を忘れず、SNSは正しく有効に使ってほしいと思います。また、SNSは人とのつながりをサポートするサービスであることを理解し、これを介さない直接的な日々の感動を大切にする心を育んでほしいと思います。
生徒会による朝の挨拶運動が行われています。「挨拶」は他者とのコミュニケーションの基本です。しなければいけないものではありませんが、されていやな気持ちのする人は居ません。今年は始業式の私の挨拶でも、生徒指導部の話の中でも、校内で自然に挨拶が交わせる雰囲気を皆で作っていこうということを述べました。入学式場や正門前を彩ったJRC部による「チューリップ」もそうですが、「必ずしも必要のないもの」の持つ力が、スピードや効率重視の時代の中で、再評価されるべきであると思います。緊張の面持ちで校門を入る一年生の表情も、和んだことと思います。
緑高祭執行部による、全1年生対象の「緑高祭オリエンテーション」が行われました。新入生は学校に慣れる頃に早くも企画の決定等を行わねばならず、少しでも企画を練る時間を確保できるようにという配慮で、今年は昨年度よりも一週間早い実施となりました。企画を練る段階で、クラスや学年の団結が増していくのが、本校のよさです。本年度の「緑高祭」は、6月20日(金)に校内発表、21日(土)は一般公開です。
新入生の歓迎と部活動紹介を兼ねた、吹奏楽部による昼休みコンサートが、本館吹き抜けのホールで行われました。「マツケンサンバ」等、ユニークな選曲で、ギャラリーも一体となって手拍子で盛り上げるなど、楽しい一時でした。今月29日に行われる、「緑岡高校第17回定期演奏会」に向けて、音も出てきたようです。
生徒会主催の「対面式・新入生歓迎会・部活動紹介」が実施されました。小山悠人生徒会長による生徒会会則が読み上げと歓迎の言葉によって開式となり、1年生も正式に生徒会メンバーとなりました。「自分たちの手でよりよい学校を作っていく」という決意を、新入生も加えた生徒会全体から感じることができました。その後、各部が工夫を凝らした活動紹介を行い、新入生代表のお礼の言葉で、閉会となりました。新入生代表のしっかりとした挨拶に、頼もしさを感じました。本校の部活動加入率は9割を超えますが、全員が何らかの活動の場を得て、活発で充実した高校生活を送ることを望みます。
新入生に一日でも早く学校に慣れてもらうために、この日の午後に、オリエンテーションが実施されました。既に各担任の先導で校舎内の案内等は済んでいたので、この時間は、学年主任、教務主任、生徒指導部、学習進路部から、学校生活の留意点について話をしてもらいました。
「令和7年度入学式」が行われました。新入生を待っていたかのような満開の桜の中、新1年生280名が、晴れやかに「緑高生」としてのスタートを切りました。
新入生には、「主体的に高校生活を送ることの大切さ」という視点で、①「自ら学び自ら考えよう」、②「多様なものの見方や考え方を尊重しよう」、③「自他のしあわせについて考えられる人間になってほしい」ということをお話ししました。
健康第一で、280通りの道を歩んでいってほしいと思います。
4月7日に「令和7年度新任式・始業式」が行われました。「新任式」では、本年度本校に来られた9名の方々を紹介しました。一日も早く本校に慣れていただいて、「チーム緑高」の一員として目標達成のために尽力していただきたいと思います。
「始業式」では、昨年度の生徒諸君の様子から、「したたかさ」、「しなやかさ」が発揮された場面を3点例に引いて話をしました。本年度も生徒諸君のもっている、真面目さや優しさや素直さがより有効に発揮されるように、「したたかであれ」「しなやかであれ」ということは言い続けたいと思います。そのためにも、授業を始め様々な学校行事に「主体的」に関わってほしいということ、学校生活をより明るく活気のあるものにするためにも、お互いに気軽に「挨拶」ができる環境を作っていきましょうという話もしました。新3年生、新2年生それぞれの表情に頼もしさを感じた時間でした。
4月4日に「令和7年度離任式」が行われ、本校を去られた12名の先生方の内、5名の方が参加してくださいました。各先生方の、新天地でのご活躍を祈念いたします。