茨城県立緑岡高等学校
進取の気象を培う
茨城県立緑岡高等学校長 今瀬 一博
茨城県立緑岡高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
水戸市の南方に位置する緑岡高等学校は、周囲を偕楽園や笠原水源などの豊かな自然に囲まれ、南に県庁舎を望む、大変恵まれた環境にあります。
昭和37年に普通科高校として創立された本校は、本年度で創立64年目となります。この間、昭和44年に理数科を設置、平成25年には文部科学省からからスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、Ⅰ期Ⅱ期の10年を経て、令和6年度より新たに第Ⅲ期5年の指定を受けたところです。
令和7年度は、「誠実」、「進取」、「協和」の校訓のもと、「『文武不岐』の精神に基づく教育活動を推進し、高い知性とたくましい心をもって、社会に貢献する人材を育成する」を目指す学校像として、日々の教育活動に取り組んでまいります。そしてその実現のために、第Ⅲ期SSHに向けて掲げた「失敗すら糧として学び続けるしたたかさ」、「多様な価値観や変化に柔軟に対応するしなやかさ」、「自他のしあわせを願う健全な心」を備えた人材の育成に努めてまいります。具体的には日々の授業の工夫・改善に加え、SSH事業を柱とした研究や探究活動、国際交流活動の推進、学校行事や部活動及び生徒会活動等の活性化を図りながら、学びの充実を図ります。
ところで、生徒達が今後生きて活躍してゆく時代は、将来の予測が困難でありながら、一方では人が100年を生きる時代にもなると言われております。本年度はこのような時代の到来を見据えつつ、校訓にある「進取の気象」を培うことに重点を置き、生徒達の「主体性」の喚起に焦点を当てた教育活動を展開していこうと考えております。人に対して「誠実」で、高い「協和」の精神を持つ本校生に一層の「主体性」が加わることで、学びの成果もより際立つものと考えます。生徒一人一人が自らの総合力を向上させ、長い人生を生きていく上での強固な土台を造り、心身をより「したたか」で「しなやか」で、豊かなものにしてもらいたいと思っています。
本校での学びを通して、生徒諸君が「しあわせ」な人生を歩んでいくための基礎を身に付けられるよう、職員一同団結して学校の運営に当たっていきたいと思っております。
今後とも、茨城県立緑岡高等学校をよろしくお願いいたします。
令和7年4月