R5.8.21 SSHサイエンスラボ

 本校2学年SSHクラスの主要な事業の一つである「サイエンスラボ」が、茨城大学理学部のご協力のもと実施されました。「サイエンスラボ」では、茨城大学理学部に設置される5分野が用意した5つのテーマの中から、生徒が事前に一つを選び、実験・実習を含む大学での学びを直接体験します。この体験をとおして自分の研究テーマや課題の発見、深化に生かしていこうという取組です。
 今回お世話になったのは理学部の5人の先生方と各班2名ずつ付いてくれた学生さんでした。各分野のテーマは次のとおり。数学・情報数理分野:「整数の問題に挑戦」、物理分野:「X線結晶構造解析にチャレンジ」、化学分野:「目で見る反応熱」、生物分野:「昆虫の遺伝子破壊系統の観察」、地学分野:「身近な気象の観測と解析」。
 各分野に分かれた生徒達は、日頃の教室での学びの成果を基礎として、それぞれの興味・関心に応じた専門的な学びを体験しました。積極的に問いを発したり疑問を投げかけたりする姿に、主体性の高まりを実感しましたが、生徒諸君は、問いを発し続ける「探究活動」の深さと難しさも感じたのではないかと思います。緑高生の学びはまだまだ続きます。

情報数理分野の演習風景地学分野の実習風景物理分野の実験実習風景生物分野の実験実習風景

R5.8.1・2 学校説明会

 令和5年度の「学校説明会」が2日間にわたって実施されました。参加者は二日間の合計で、975名。受験勉強の最中時間を割いて大勢の中学生が見学に来てくれたことを嬉しく思うとともに、本校の果たすべき役割の大きさを改めて感じました。冒頭の「校長挨拶」で、中学生の皆さんには、本校が大切にしている「主体性」「多様性」「探究心」を育むための「考える授業」の大切さ、「主体性」「多様性」「探究心」を育むための「学習と行事のバランス」の重要性、「文武不岐」の伝統精神に基づいて学業と部活動等の両立を図ることで、体力を高め感性を磨くことの意義をお話ししました。
 内容は、①概要説明と②体験活動に分かれ、①概要説明は、校長挨拶と生徒会による学校の特徴の説明及び実行委員による、「校内案内ツアー」でした。②体験活動は、体験模擬授業と体験部活動及び生徒発表に分かれ、体験模擬授業は、5教科と情報で中学生の興味関心を喚起するような授業を実施。二日間で372名の中学生が参加。体験部活動は、運動部文化部併せて15の部活動に、二日間で226名が参加しました。生徒発表は、SSHのポスター発表と英語ワークショップを開催しましたが、こちらにも20名の参加がありました。本校の多様な学びの実際を知っていただけたのではないかと思っています。
 この学校説明会も、ほとんどが生徒の実行委員会による運営でした。本校生にとっても、日頃培った対話力やプレゼン力を発揮できる、貴重な学びの場となりました。

生徒会による受付の様子係生徒による学校紹介体験模擬授業(数学)体験模擬授業(理科・化学)体験模擬授業(理科・生物)体験模擬授業(英語)体験部活動(剣道)

R5.7.26 SSH事業・SE課題研究発表会

 本校「SSH事業」の柱である、「SE課題研究発表会」が実施されました。内容は、午前中が各班によるプレゼン形式の発表及び質疑応答と講評。午後は場所を移して、各班ごとのワークショップ形式でのポスター発表を行いました。
 各班の研究は、理科的研究・数学的研究併せて合計10本で、主題は次の通り。①「速さと摩擦との関係性の考察」②「海洋微生物分布調査のための基礎研究」③「竹から生成されるグルコースの測定」④「植物に聴覚はあるのか!?」⑤「JavaScriptを用いたアプリの開発」⑥「都道府県の魅力度ランキングから見る茨城県の魅力度的立ち位置とその考察」⑦「地衣類のふしぎ」⑧「しぶきの色」⑨「褪色の原因と防止について」⑩「海洋性発光バクテリアと植物との共生条件の検討」。
 前半の発表は、限られた時間の中で役割を分担して効率的に発表をしていました。制限時間内で発表事項を精選するところに苦労と今後の課題を感じました。質疑は、お世話になった研究者の先生方からも専門的な質問が寄せられ、各発表者への今後の期待の大きさを感じました。午後は一転して、午前中に聞けなかった研究の苦労話や失敗談を交えながら、今後へ向けての個別のアドバイスをいただけた貴重な交流の時間となりました。全体を通して3年生の充実した表情が印象的でしたが、1,2年生の積極的な学びの様子が見られたのも大きな収穫でした。
 講評をいただいた、茨城大学教授、田内広先生からは、研究が形になってきたという激励の言葉とともに、「研究における継続の重要性」「学校の顔となるような研究への期待」「研究の際の情報源を広く求めること」「情報の客観性・合理性を確認すること」「誤った情報による研究は社会の安定性を失わせること」といったアドバイスをいただきました。併せて、研究を進める際に「我々を含め研究員を積極的に活用して欲しい」という言葉もいただきました。

 

発表の様子①発表の様子②発表の様子③茨城大学田内先生による講評ポスター発表の様子①ポスター発表の様子②ポスター発表の様子③ポスター発表の様子④ポスター発表の様子⑤

R5.6.26 第1回学校評議員会

 本年度第1回目の「学校評議員会」が実施されました。5人の評議員の皆さん全員が参加され(お一人はオンライン)、授業参観の後、本年度の学校の経営方針等の説明を受け、その後質疑応答・意見交換が行われました。授業は、「家庭基礎」「数学Ⅲ」「地理B」を参観。知識の定着と、深化のための工夫や、教科横断的な知識の利活用の状況などを見ていただきました。寄せられた要望・意見等については、今後の学校運営の改善・充実のための参考にします。

R5.6.22 防災訓練

 本年度の「防災訓練」が実施されました。今回は各学年ごとに分けて実施し、火災・地震それぞれの際の避難のルートと注意点について確認。住宅街の中に建つ本校の立地を念頭に置きつつ、いつどこにいても同じような冷静な行動が取れること、そのためには「当事者意識」と「想像力」が大切であることなどをお話ししました。ここ最近の地震の多さに加え、自然災害や不時の火災等に備えるには、平時の心構えと、互いを尊重し合う集団作りが大切です。

避難の様子講評の様子

 

R5.6.16・17 第44回緑高祭

 「第44回緑高祭」が2日間にわたって開催されました。全体テーマは「RESTART」。コロナ禍からの再出発にふさわしく、本校の更なる飛躍を感じさせてくれる勢いあるテーマでした。この文化祭には、「愛校心の育成」、「質の追求」、「企画運営の継承」、「文化部の活性化」という4つの目標がありましたが、実行委員を中心に、大半を生徒達が自らの発想と計画立案によって実施しました。「フードドライブ」など、新しい取り組みも行われ、日頃実践している探究的学習活動の成果を様々な場面で発揮しつつ、ご来場の方々への思い遣りと配慮の行き届いた爽やかな祭典になったと思います。事後の反省と検証もしっかりとでき、更なる質の向上のヒントも得られました。

実行委員長による開会宣言オープニング(軽音楽部による演奏)一般公開の様子(入場口)一般公開の様子(校内)一般公開の様子(中庭)フィナーレ(吹奏楽部による演奏)フィナーレ(実行委員挨拶)各クラス制作のステンドグラス

R5.6.6~9 服装マナーアップ

 「服装マナーアップ」が実施され、海老澤会長を中心に生徒会役員が昇降口に立ち、、登校する友人達への声掛けを行いました。正しい着こなしの大切さを生徒同士が確認し合える行事で、「協和」の精神とともに、学校の雰囲気を自分たちで確認し、受け継いでいこうという気持ちを感じました。

生徒会役員の皆さん一人一人に声をかける、生徒会役員

R5.6.6 表彰式・壮行会

 「表彰式」では、陸上競技部、水泳部、フェンシング部、ソフトテニス部、棋道部の活躍、並びに全国高等学校PTA連合会茨城大会ポスターコンテストの優秀賞に対する表彰が行われました。運動部文化部双方での活躍を大変嬉しく思います。又、それ以外の部活動等においても、各生徒の皆さんの多様な活動の様子は日々耳にしておりますので、今後とも様々な場面での活躍を期待しています。
 この日表彰を受けた中で、陸上競技部は山梨県甲府市で、フェンシング部は栃木県宇都宮市で行われる関東大会にそれぞれ出場するため、表彰式後に「壮行会」も行われました。出場する選手の皆さんは、緑岡高等学校の名前を背負って出場するわけですので、大会までコンディションをしっかりと整えて、関東大会の舞台で実力を十二分に発揮してきてください。検討を祈ります。

各部の表彰出場選手挨拶生徒会長激励校長による激励

 

 

 

R5.5.13 令和5年度PTA及び後援会総会並びに授業参観

 令和5年度PTA及び後援会総会並びに授業参観が実施されました。本年度も総会を書面決議にて行い、公開授業並びに学年・学級懇談会を対面で実施しましたが、授業参観には452名、各学年の懇談には計429名の保護者のご参加をいただきました。各担当者の授業は、交流活動を中心に据えたもの、探究の成果を発表するプレゼン形式のもの、ICTを活用した視覚にうったえるもの、実験実習を取り入れたものと様々でした。スペースの関係で教室外から見ていただくことになった授業も多かったのですが、普段の授業の様子を知ってただけたと思います。1学年の学科説明会、各学年・学級の懇談会では、有意義な情報交換ができたようです。保護者の皆様には、ぜひ今後とも学校行事に積極的にご参加いただき、活発な意見交換を通して本校の学びの充実を支援していただきたいと思います。

授業参観の風景①授業参観の風景②1学年学科説明会学年懇談会(2年生)

 

 

 

 

 

 

R5.4.29 吹奏楽部第15回定期演奏会

 本校に赴任して初めて、部活動で生徒が活躍する場面を目にする機会でした。ひたちなか文化会館の大ホールを借り切っての演奏会でしたが、多くの関係者の皆様のご協力によってこのような演奏会が出来ることを、嬉しくまたありがたく思いました。人生100年時代が到来すると言われますが、若い時期に文化的活動によって培った感性は、長い人生でも色褪せません。理想の音を目指し自分と向き合った経験、仲間達と一つのものを作り上げた感動と共に、豊かな感性を育む活動はとても重要です。会場も一体となって大いに盛り上がりました。※写真は本校内昼コンの様子

昼休みコンサートの様子①昼休みコンサートの様子②昼休みコンサートの様子③昼休みコンサートの様子④

 

 

 

 

 

 

R5.4.12 対面式

 入学生を歓迎するために、2,3年生が企画した「対面式」が実施されました。全て生徒会を中心に生徒の手で運営された、手作り感のある温かな対面式でした。クイズ形式による1学年担当教員の紹介や、各部が工夫を凝らした部活動紹介を見て、本校生の自治意識の高さを感じました。シティズンシップ教育の一環であると共に、一人一人が積極的に学校作りに関わろうという意識は、時代に応じて本校が変化発展を遂げていくためには欠かせないエネルギーであると思いました。

R5.4.7 令和5年度入学式

 「令和5年度入学式」が行われ、新たに281名の新入生の皆さんを迎えることが出来ました。やや緊張した面持ちながらも、皆晴れやかな表情でした。本校で学びたかったことに思う存分取り組み、充実した高校生活を送っほしいと思います。入学生には、「自ら考え積極的に行動することで、予測困難な時代を、しなやかにしたたかに生きてほしい」ということと、「コミュニケーション力を磨くことで心を開いて人と交わり、対話を通して時代を切り拓いてほしい」という話をしました。「チーム緑高」の主役は生徒諸君です。緑岡高等学校での生活を通して、さらに大きく飛躍してくれることを願っています。

R5.4.3 令和5年度新任式・始業式

 校長の今瀬一博です。よろしくお願いいたします。本年度「校長室の窓から」を通して、緑岡高校生の学びの様子、学校行事の様子等を随時発信していきます。どうぞご覧ください。第1回目は、2,3年生と初めて対面した「令和5年度新任式・始業式」です。ここでは『論語』の中の、「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」を引いて、「積極的に学ぶ姿勢」の大切さと、得た知識を「正しく使う」ことの大切さについて話しました。生徒の皆さんの、聞く姿勢と真剣な眼差しが印象的でした。