校長メッセージ

「したたか」に「しなやか」に「しあわせ」に

 

茨城県立緑岡高等学校長 今瀬 一博

 

 茨城県立緑岡高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 水戸市の南方に位置する緑岡高等学校は、周囲を偕楽園や笠原水源などの豊かな自然に囲まれ、南に茨城の県庁舎を望むという、大変恵まれた環境にあります。
 昭和37年に普通科高校として創立された本校は、昭和44年に理数科を設置、平成25年には文部科学省からからスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、この間のⅠ期、Ⅱ期を経て、今年度より新たに第Ⅲ期5年の指定を受けたところです。

 本年度は創立63年目となりますが、「誠実」、「進取」、「協和」の校訓のもと、「『文武不岐』の精神に基づく教育活動を推進し、高い知性とたくましい心をもって、社会に貢献する人材を育成する」という目標を掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。そしてその実現のために生徒諸君には、「したたかさ」、「しなやかさ」を身に付けた、「自他のしあわせを願う人」になってほしいと考えております。
 本年度はこの「したたか」「しなやか」「しあわせ」を「緑高3S」と称し、「主体性をもって失敗すら糧として学び続けるしたたかさ」、「心に余裕をもち多様な価値観や変化に柔軟に対応するしなやかさ」、「自他のしあわせを願う健全な心」を備えた人材の育成に努めてまいります。そのために、日々の授業の充実に加え、SSH事業やチャレンジプロジェクト事業を中心とした研究や探究活動、海外研修、多様な学校行事、豊富な部活動など、学びの充実を図ってまいります。
 高校時代に積み上げた「知識」とそれを活用する「知恵」、運動や文化的活動によって培った体力や感性は、長い人生を生きていく上での基礎となり、生徒一人一人の心身をより「したたか」で「しなやか」で、豊かなものとしてくれると考えています。

 人生100年時代が到来すると言われておりますが、一方で私たちは、将来の予測が困難な「非連続の時代」に生きているとも言われております。本校での学びを通して、生徒諸君が「しあわせ」な人生を歩んでいくための基礎を身に付けられるよう、職員一同団結して学校の運営に当たっていきたいと思っております。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 今後とも、茨城県立緑岡高等学校をよろしくお願いいたします。


 令和6年4月